ウラヤムツバサ

見上げた空に羽ばたく仲間たちを羨むが俺にはもう羽がない
見渡す限り広がる崖を空に見立て飛びたいがそんな勇気もない

昨日まで自由に飛びまわってたはずの大空がやけに眩しいんだ
風に乗って雲突き抜け見渡す世界はすでに思い出になっちまった
俺は羽なんて捨てた飛べない鳥　なくした翼は怪我した仲間にあげちまった
ツレのためにしてやったことに自己陶酔　それもいいんじゃない？
他人（ヒト）のために生きることにやりがい感じてる俺にはホントに
お似合いな人生　あいつが毎日運んでくれる魚だってウマいし
何度でも言うぞ　俺はお前のために生きたんだ　分かってるなら
そんな哀れむような目で見るのは止めてくれ！

見上げた空に羽ばたく仲間たちを羨むが俺にはもう羽がない
見渡す限り広がる崖を空に見立て飛びたいがそんな勇気もない

俺は聖者にはなれない　そんな程度のことに気づいた
エゴに任せて偽善を売ってメシ食ってるみじめな奴です
これからあと何年こうやって空見上げて仲間だった奴を羨んでいりゃいいんだ？
背負いきれねーよ･･･

見上げた空に羽ばたく仲間たちを羨むが俺にはもう羽がない
見渡す限り広がる崖を空に見立て飛びたいがそんな勇気もない

そういやもっぺんだけ飛べるんだ俺は･･･どんなリスクを背負ったって
手に入れたい一瞬がある　その力、体中に伝わる
ここらで一番高い谷に飛び込んだ　俺は飛べるんだ
風切る音が懐かしいな　涙溢れる　見てくれ皆　いいだろ？

見上げた空に羽ばたく仲間たちを羨むが俺にはもう羽がない
見渡す限り広がる崖を空に見立て飛びたいがそんな勇気もない

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